◇母親・女性としての心理相談
一般的に、妊娠・出産は、「おめでたい」「喜ばしい」こととされます。
不安や抑うつがあっても「ホルモンのせい」「母性の欠如」と片付けられることがあります。
しかし、妊娠・出産は、心身共に負担が大きい上、一人の女性のアイデンティティや人生に大転換がおきます。
身体的にも制限が大きく、不自由で、気分が沈みがちになります。
気分転換や気晴らしで乗り切れる方もおられますが、「母になること」の多重な意味について、じっくりと考えることも有益となるでしょう。
多くの母親は、科学的に明確に否定されている三歳児神話に、未だに苦しめられます。
不全感、イライラ、焦燥感、罪悪感、怒り、無力感の底辺をしっかりと考えてゆくと、その根本的な問題が見えてくる場合もあります。
不登校の子、難病を持つ子、発達障害を持つ子、問題行動を持つ子。
親として子どもを大切にしたい、愛したいけど、それが難しいこともあるでしょう。
親が子を愛し大切にするのは当たり前、という幻想や思い込みに親を押し込めるのは間違っているように思います。
親が子どもと良好な関係を持てずに苦しんでいるのであれば、まずは親のこころを丁寧にみつめる必要があるでしょう。
「~ちゃんのお母さん」「~くんのお母さん」としてではなく、あなた自身の人生やこころについて考えてみませんか。
料金は、1回50分 8000円です。
心理的問題に精神分析的に取り組むには、原則的に週1回の来談が必要です。
経済的な面でお支払いが難しい方はご相談ください。